2012年3月2日金曜日

県立医療施設を視察

本日、県議会は議案調査日。一期生の有志の議員の皆さまと共に、現場視察を行いました。
 午前中は、伊奈町にある埼玉県立精神保健福祉センターと県立精神医療センターを視察しました。
 精神保健総合センターは、平成2年の開所、その後増床を逐次行い、平成23年10月には医療観察法病棟が開棟しました。
 県内精神科病院の最後の砦として、民間病院ではできない、政策医療の推進をおこなっており、重症の精神疾患患者、依存症患者・児童思春期患者、精神科救急医療、医療観察法対象者などの治療、対処を行なっています。医療観察法対象者の施設は、全国で27番目とのことです。
 説明をお聞きしたあとは、施設内を見学。
 プライバシーやセキュリティの関係で見ることができないところもかなりありました。薬物依存症やアルコール中毒者の治療を行ったり、医療観察法対象者の施設では、心神喪失などにより犯罪を行ったものに医療を提供し、社会復帰を促進する施設とのことで、セキュリティも厳重でした。
 かつて精神病院と呼ばれていた事から比べると、施設もソフトで清潔なイメージになっていますが、大変な現場である事は間違いありません。
 引き続きの支援が必要です。

 3月2日 午後からは、県立精神保健総合センターのとなりにある、埼玉県立がんセンターを視察しました。
 昭和50年11月の開設以来、がん医療水準の向上に努めてきましたが、この間の医療の進歩や患者の動向を踏まえ、現在平成25年8月の竣工を目指し、新病院を建設中です。
緩和ケアの充実が今後のポイントかなと感じました。