2011年8月9日火曜日

視察2日目 商店街活性化の取り組み等

 視察の二日目。
 午前中は、岐阜県岐阜市に「商店街活性化の取り組みに」ついて視察を行いました。
 岐阜市中心部は、百貨店の撤退や空き店舗の増加などの逆風が吹く中、大衆演劇場のオープンやドンキホーテなどの新たなテナントの誘致、地元イベントとの連携、コミュニティバスの運行などの活性化への取り組みを行っています。特に柳ヶ瀬商店街は、平成21年3月に中小企業庁の全国の商店街のアイデア事例を集めた「新・がんばる商店街77選」に選定されているとのことです。
 岐阜市は、県庁所在地でもあり、人口は41万人。近年郊外型の大型店舗の出店により、中心市街地の空洞化に悩まされている典型的な地方都市です。大都市の名古屋まで電車で30分弱という環境も空洞化に拍車をかけているようです。中心市街地周辺には大きなアーケードが整備されるなどかつては活気があったのではないかと推察されます。やななちゃんというイメージキャラクターを作ったり、駐車場の無料制度を作ったりしていますが、基本的な問題の原因は、人口減少・流出です。まちづくりの方向性をいかに示し、人口増加に繋げていくかという点も含めて総合的に行政運営を行っていかない限り、問題の抜本解決には難しいという印象を受けました。

 午後は、名古屋市の「フィルムコミッション活動」について視察を行いました。
 名古屋で行われる映画やテレビドラマなどのロケーション撮影を支援するフィルムコミッションとして平成13年に(公財)名古屋観光コンベンションビューロー内に「なごや・ロケーション・ナビ」が設置されました。
 昭和8年築の名古屋市役所は、国会議事堂との設定で使われることもあるとのこと。うまくPRすれば観光振興などにも繋がりそうです。